Audible感想「ミカエルの鼓動」柚月 裕子(著)
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再生時間: 16 時間 55 分
完全版 オーディオブック
Audibleあらすじ
この者は、神か、悪魔か――。
気鋭の著者が、医療の在り方、命の意味を問う感動巨編。 あるとき、難病の少年の治療方針をめぐって、二人は対立。
そんな中、西條を慕っていた若手医師が、自らの命を絶った。 大学病院の闇を暴こうとする記者は、「ミカエルは人を救う天使じゃない。偽物だ」と西條に迫る。 感想
この作品は,「一気聴き」であった。
ストーリー,エピソードを削ぎ落としてしまうと,
手術支援ロボット「ミカエル」を使い続けるか否かというところに行き着くのだが,その芯から行きつ戻りつしながら,「仕事とは何か」「生きるとは何か」「仕事の倫理」「生命の倫理」考えさせられる。
舞台は,病院で,そこでは生死を見つめていくわけだが,このストーリーを読みながら,自分の仕事観,生死観,生命観,などを見つめていくきっかけにしてくれた。
奇しくも,このAudibleは福島の実家に到着する直前にすべてを聞き終えた。 家族と楽しい時間を過ごせることの幸せを感じながら,「生きること」「仕事をすること」をもぼんやりと考えた。